「借地権」について

私達の『暮らし』に関係するような法律は、誰もが覚えているかもしれません。そしてそれを、別段生活の中で意識せずとも、遵守することによって法律を守っている、と言えます。そうすることは私達を守ることであり、他の人との関係性を平穏なものにすることにつながっています。さて、私達が日常的に必要な法律はあまり難しいものではありませんから、あまり考えなくても守ることができますが、私達には難しい法律もたくさんあります。それについて考える機会が無ければ、一生考えないこともあるかもしれません。そのような法律には、どのような法律があるのでしょうか。その一つが、今回取り上げる『借地権』という法律です。

私達は誰もが個人の『住居』で生活を行っていますが、その私達が住んでいる住居は、自分の土地に建てられている、ということは少ないでしょう。誰もが、誰かの土地を借りて建てられた住居に住んでいるでしょう。そこが一軒家であっても、マンションやアパートなどの集合住宅であっても、そこが誰かの所有している土地に建てられている、ということには変わりありません。

さて、そこでその土地を、『住居を建てる』ためにその土地の所有者から借りなければなりません。そこで土地所有者(地主)とかわす契約が、『借地権』契約です。借地権とはいわば、その土地を借りて、住居などの建物を建設するために使用しても良い、という権利です。その権利があってはじめてそこに住居を建設することができます。